外面が良いにも程がある。|尾崎衣良|小学館
第1話 外面が良いにも程がある。その3
吉野(ヒロイン) 目線でネタバレ
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人間誰だって「裏の顔」ってある。
まぁそういうのはうまく隠して、愛想よく、外面よくしてた方が世の中生きやすいわけで・・・・
皆さん!こんにちは!
ブログ製作者です。
今回はちょっと変わったネタバレを書いてみたいと思います。
ヒロイン目線であらすじをネタバレします。
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< ヒロイン、吉野安貴 >
前話より・・・
瀬高さんが突然職場までやって来たわ!!
「瀬高さん?どうしたんですか急に?」
ホントにごめん、残業手伝う!?っていきなりどうしたの??
「待って!!社外の人に、そんなことさせられないので!!」
・・・じゃあ待っている・・・終わるまでずっと待ってるからって・・・何で?・・・でも嬉しい♪
早く仕事終わらせなきゃ・・・
「ごめんなさい、遅くなって」
残業は佐藤マミに仕事押し付けられたからだろって!?
「でも、彼女急用があるらしくって・・・」
なんか、瀬高さん呆れている感じだわ。
「そうだ、はいっコーヒー。ウチの近所のコンビニのやつで、すごく美味しくて、会社の冷蔵庫に買って置いてたんですよ。
この前コーヒー奢るって約束しましたでしょ?」
はぁ、やっとコーヒー渡すことが出来て良かったわ。
あっ、瀬高さんがハグしてきた・・・
「・・・瀬高さん、身体が冷たい」
えーい、思い切ってキスしちぇえ!!
「・・・ウチに来ます?」
はぁ、ウチに着いたわ・・・瀬高さん、また残業の事で謝ってくるし・・・
「?そんなの瀬高さんのせいじゃないじゃないですか・・・
こないだの合コンに来てた子たち、みんなキレイなネイルしてましたよね
私、理工学系の出身で、ずっと実験とかばっかりやってたから、会社に入ってあんなキレイな爪の女の子がいるんだーってびっくりしたんですよ。
私とは違う、鑑賞されるためだけにあるようなキレイな手
だから、あなたが私の手をキレイって言ってくれて、すごく嬉しかった・・・ありがとう」
そして・・・瀬高さんとベッドに入って・・・
-翌朝-
あっ瀬高さんが起きた・・・会社行くって!?
「もうそんな時間ですか?」
って瀬高さん・・・私の事見つめ過ぎ・・・
「瀬高さん?」
まんが!まんが!メガネ取ると美女って・・・私の事??
「何言ってるんですか?へんな人ですね」
瀬高さん、なんか腑に落ちない様子だわ。
「ああ、そうだ、残業のことですけどね?・・・瀬高さんが心配するようなことはないですよ?
私も楽しんでやってますし・・・
だって・・・マミさんのお仕事の分、フォルダを開くと1時間後に自動的に消去するプログラムを
こっそり入れてあるんです。
次の日彼女が仕事をしていたら、突然データが消えちゃうわけですよ。
もちろんコピーしたディスクは持っていますから、私がマミさんのミスを毎回フォローするので業務に支障はありません。
マミさんは毎回ミスを怒られて、私はフォローを評価される、もともとわたしのした仕事なんですから当然の評価ですよね。
本人は自分のミスで消えたと思っているし、腹いせにまた私に残業を押し付けようとしてるんでしょうけど、全部私が仕組んでるって気付かないなんて・・・
あの人おバカなフリして、ホントにバカなんですかね?」
あれっ!?瀬高さん何か考え事してるのかしら・・・
「瀬高さん?」
えっ?合コンの時、マミちゃんが私の事を純粋って言ってたの本当かって!?
「・・・・・・そのとおりですよ・・・25にもなって恥ずかしんですけど・・・イヤになりました?」
あれー、まだ何か考え事している・・・
「どうかしました?
ろくに仕事しない鑑賞用の手って、要りますかねぇ?」
— 外面が良いにも程がある。 完 ―
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